「あなたは生きているだけで素晴らしい」と言われても、
自分がそう思っていないとまったく心に響きません。
自分に優れたところや魅力的なところがあるなんて、信じられないからです。
しかし当たり前ですが、誰にだって素晴らしい能力や個性があります。
あなたはそれを自覚していないだけなのです。
自分の良さや個性を認められるようになると、
決して「自分は必要ない」とは思わなくなります。
今回は
「自分はいらない人間だと思っているあなたへ日常生活でできる対処法」
についてご紹介しますね。
Contents
自分なんかいなくなった方がよい・・
「自分は誰からも求められてないし、認められていない」
そんな風に思っていませんか?
また「自分がいることで周りに迷惑をかけている」と感じている人もいるでしょう。
「自分なんかいなくなったほうがいい」とは、具体的に以下のように感じている状態です。
・生きている意味がわからない
・誰の役にも立っていない
・表面的な人間関係しかない
・何をしても楽しくない
すべてにおいて「ない」ということに心が向いています。
あるのはただ生きている身体だけだと思うと、
自分はいなくなったほうがいいと考えるのは仕方ないことかもしれません。
しかし誰かが「自分なんかいなくなったほうがいい」と言っていたら、
優しいあなたはきっと「そんなことないよ」と言うでしょう。
同じように誰かがあなたに対して
「いなくなったほうがいいなんて、そんなことない」
と思っていることを信じてほしいです。
自分の存在価値、必要性がわからないと思う人の心理
自分の存在価値や必要性がわからなくなったとき、以下の心理が働いています。
・今の自分ではダメ
・人の期待に応えなければ自分なんて価値がない
・でも人の期待に応えても自分が満たされる感覚がない
ではなぜこのように思ってしまうのでしょうか?
以下の原因が考えられます。
・親から認められなかった
・自分の言動をバカにされた
・いじめられた
特に親と信頼関係を築けなかった人は、
自分の存在価値を認めることが難しい傾向があります。
誰かに受け入れられるために自分を偽って称賛を得ても、心が満たされることはありません。
むしろ「やっぱり自分のままではダメなのだ」と絶望を深くしてしまいます。
自分の存在価値や必要性がわからない人は、
今まであまりにも多くのことに傷ついてきたのです。
まずは自分に「今までよく頑張ってきたね」と言ってあげましょう。
職場や学校で自分がいらないと思う時
職場や学校で自分がいらないと強く思うのは「無視されたとき」
いない人間として扱われるのは、人間の尊厳を大きく傷つけます。
・あいさつしてもスルーされる
・自分にだけ必要な情報が回ってこない
・仲間外れにされる
多くの人は「無視するなんて人として最低」と考えます。
しかしこのように相手が悪いケースでもあなたは
「自分に至らない部分があるから」と自分に理由を見出してしませんか?
またパワハラやいじめを受けても、
同じように自分のせいにしているのではないでしょうか。
あなたは悪くありません。たとえ仕事や勉強ができなかったとしても、
そのことといじめや無視とは何の関係もないのです。
いじめや無視する人間が未熟で程度が低いだけです。
自分を責めなくてもいいのです。
さらに相手の理不尽な行為を「ありえない!」と怒っていいのです。
自分は必要ないと思うのは病気?
どうしても「自分は必要ない」と考えてしまうなら、以下の病気を疑ってみてください。
いずれの場合も治療可能です。
・うつ病
「自分は必要のない人間だ」と思っているだけでなく、
食欲の異常や睡眠障害が見られるようなら「うつ病」かもしれません。
「死んでしまったほうがいい」とまで思い詰めているようでしたら、
心療内科等への早期の受診をおすすめします。
それは病気のせいで起こっている症状なのです。
・回避性パーソナリティ障害
パーソナリティ障害には、偏った考え方や
物事のとらえ方をすることによって生活が困難になるという特徴があります。
その中でも「回避性パーソナリティ障害」は、
生きるのが苦しくなるほどの不安や劣等感を抱えているといった症状が見られます。
心当たりがあるようでしたら、一度専門医の受診してみてください。
自分をいらない人間だと思う時の対処法
長い間「自分はいらない人間だ」と考えるクセがついてしまっています。
このクセを取るために、日常生活でできる対処法をご紹介します。
自己肯定感がじわじわ上がります。
・ホメ言葉や感謝を素直に受け取る
あなたはホメられると「私なんてたいしたことないです」とつい謙遜していませんか?
今日で謙遜はやめましょう。
評価してくれた人に対して失礼にあたるからです。
「ありがとうございます」と笑顔で受け取ると、お互いが気持ちよくなれます。
・自分の気持ちを認める
何か決断するとき「どうするのが最善か」と考えるのではなく、
「自分はどうしたいか」を問いかけてみてください。
たとえば「節約のために」今日のランチをコンビニで済ませたとします。
でも本音は「ちょっといいお店でゆっくりランチがしたい」と思っていました。
行動に理由をつけてばかりいると、生きるのが窮屈になります。
少しずつでいいので理由から自分を解放してみてください。
まとめ
自分はいらない人間だと感じているのは、実は自分だけです。
周りはあなたを頼りにしていますし、感謝もしています。
そんな周りの気持ちを認識できないのは、病気であることも考えられますし、
親との信頼関係がなかったことに原因があるのかもしれません。
病気の場合は治療が必要です。
病気でない場合は「行動や考え方のクセ」を変えていくと自己肯定感を高めることができます。
私たちは自分を幸せにするために生きています。
あなたが笑顔で生きるために「自分なんていらない」という幻想は早く手放してくださいね。
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