嫌な思い出を突然思い出すときの対処法まとめ!急に昔の事を思い出す心理や原因、嫌なことばかり思い出すときの対処法をご紹介します。





たいてい夜寝る前に嫌な事を思い出して、それが止まらなくなります。

意識していたわけではないのに、

ふいに訪れる嫌な記憶のループに何時間も苦しめられるのはつらいものです。

実は嫌な思い出を思い出してしまうのには原因があります。

自分ではどうしようもない原因と改善ができる原因があるので見ていきましょう。

また嫌な事を思い出してつらいときの対処法をいくつか挙げてみました。

ぜひあなたに合ったものを探してみてください。

今回は「嫌な事を突然思い出してしまう心理とその対処法」についてご紹介しますね。



急に嫌な思い出がフラッシュバックしてしまう原因


嫌な思い出がフラッシュバックする原因は「脳の働き」と「感情の再体験」です。

・脳の働き

脳には嫌な思い出のほうが残りやすい特徴があります。

それは太古の昔、人間は常に命を落とすような危険と隣り合わせだったことが原因です。

自分を脅かす出来事=ネガティブな思い出を覚えておくことで、

嫌な経験をしないように自らを守っているのです。

常に嫌な事を取り出せるように脳がスタンバイしているので、何かの拍子に思い出してしまいます。

・感情の再体験

嫌な思い出につながる感情を再体験した場合に、

フラッシュバックを起こしてしまうことがあります。

恐怖、苦しみ、悲しみ…そんなしんどい感情に少しでも襲われるとフラッシュバックを起こします。

過去の嫌な事に対して気持ちの整理が追い付いていない可能性が高いです。



嫌な事ばかり思い出してしまう心理


嫌な事ばかり思い出してしまうとき、以下のような心理が働いています。

・後悔が消えない

たとえばあなたが原因で想定外の被害や

迷惑につながった嫌な経験がある場合、何度も思い出すことがあります。

「もっと気をつければ防げたミスだった」

「普段はこんなことをしないのに…」という後悔が消えないのです。

完璧主義で真面目な人が陥りやすい心理です。

・他人と比べている

「自分は他の人よりも劣っている」という心理になると、

嫌な事ばかり思い出してしまう傾向があります。

自信を喪失するような嫌な経験をしたことで、自分のいい面が見えなくなっているのです。

・現在と未来に希望を持てない

今の生活に強い不満があって未来にも希望を見いだせないと、嫌な事ばかり思い出してしまいます。

「自分はこれからも嫌な思いをしながら生きていくんだ…」と絶望しているのです。

閉塞的な気持ちになって、嫌な事ばかりに目が向いている状態です。



昔の嫌な事ばかり思い出すのはもしかしてうつなどの病気?


嫌な事ばかり思い出すことは「反芻(はんすう)思考」と呼ばれています。

この反芻思考が続くとうつ病になってしまうことがあります。

特に「今まではそんなに嫌なことを繰り返し思い出すことがなかった」

という人は、うつ病を疑ったほうがいいかもしれません。

また一人反省会の習慣のある人も要注意です。

反省だけならいいのですが

「自分がダメな人間だからいつも嫌な事が起こる…」

「嫌な事ばかり起こっているのは周りのせいだ!」

こんな思考になるとうつ病に発展してしまう危険性があります。

また併せてうつ病に見られやすい体の不調がないかチェックしてみましょう。

・食欲の低下

・睡眠障害

・便秘や下痢など

「今までと違って時間が経っても気持ちや体調が良くならない」

と思い当たったタイミングで受診してみてください。



嫌な思い出を突然思い出した時の対処法


嫌な思い出から全力で違う世界に移動しましょう。

・動画を観る

かわいいペットや推しの動画が、一番手っ取り早く嫌な気分を遠ざけてくれます。

宇宙に関する動画は、嫌な事を忘れるくらい話のスケールが大きいのでオススメです。

またストレッチの動画を観て、実際にやりながらリラックスするのもいいですね。

・部屋の片付け

片付けは目の前のことに集中する必要があり、嫌な思い出を忘れるのに効果的です。

単にゴミを捨てるだけでもOKです。

嫌な思い出を捨てるイメージで行ってみてはいかがでしょうか。

・マンガや小説を読む

お気に入りのマンガや小説があるなら、1巻から読み始めてください。

大好きな世界観に没入して、嫌な思い出なんかどこかに消えてしまいます。

読むのに疲れたら眠ってしまい、気づいたら朝になってまた新しい1日が始まります。



昔の嫌な事ばかりを思い出さない方法


一番大事なことは、繰り返し「嫌な事は終わった」と自分に言い聞かせることです。

嫌な過去を思い出しても自己肯定感が下がるだけです。

あなたは十分に苦しんだので、そろそろ自分を解放してあげてください。

そのうえで楽しい予定を入れて、昔のことを思い出しにくくしてみます。

たとえば友達と遊ぶ予定や旅行の計画、気になるイベントへの参加です。

たくさんの楽しい事で嫌な事を心の片隅に追いやります。

またオススメなのが資格の勉強を始めることです。

何といっても試験に間に合うように、計画を立てて勉強をしなくてはいけません。

結果、嫌な事を忘れ現在に集中することができるようになります。

さらに勉強することで自己肯定感もあがって自信もつくので、

ポジティブな気持ちになりやすいです。



まとめ


嫌な事を思い出したら全力で目を逸しましょう。

あなたは嫌な事を十分教訓として活かしているので、

これ以上思い出して苦しむことはありません。

どうしても嫌な事ばかり思い出してしまう場合は、

楽しい出来事や夢中になれる出来事で自分を満たしてあげましょう。

あまりに嫌な事を思い出して毎日が憂うつでつらい、

体調不良も続いている状態でしたら

「うつ病」の可能性があるので受診も視野に入れます。

嫌な事を思い出すのは脳の本能でもあるので、無理に忘れようと

頑張るよりポジティブな出来事を増やして対処していきましょうね。


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